デントリペア工具の入る場所、入らない場所の解説

フロント・フェンダーの注意点

フロントフェンダーは比較的ツールアクセスの容易なパネルです。
しかし、パネルの縁付近はプレスの作用で鉄板が硬くなっており、きついヘコミの場合、仕上がりが悪くなる恐れがあります。
ホイールアーチ部分は、出っ張っているのでリペア件数も比較的多い部分です。
アーチプレスラインは大きなヘコミもある程度きれいにリペアが可能ですが、アーチの縁の部分はツールが入らないので、リペア不可またはリペアしきれずに残ってしまう例もあります。


デントリペア施工の際のフロントフェンダー要注意部分 a. パネルの縁部分 縁の際は不可。縁から約5cm以内は硬いので仕上がりが悪くなる例もあります。


b. フェンダー上部のアール部分
きついヘコミの場合、若干のヒズミが残る例もあります。
Aピラーに近い位置にヘコミがある場合はツールアクセスが非常に困難で、リペアできないケースもあります。


c.フェンダーアーチ
アーチの縁はツールのアクセスが悪くきついヘコミの場合は不可。
アーチのプレスラインはほとんどの場合リペア可能。きついヘコミの場合はヒズミが残ることもあります。


d.フェンダー前部
ヘッドライトまたは、ウインカーを取り外す祭、車種によってはバンパーを外す必要があり。施工時間、工賃等に配慮が必要と思われます。

ドアパネルの注意点

デントリペアのご依頼が最も多いのがドアです。

ガラスの隙間から、ツールをアクセスしますが、ヘコミの位置やその他の状況によっては内張りを外して施工する場合がございます。
フロントドアとリアドアでは若干状況が違いますが、パネルの縁は二重のためリペアができません。
プレスライン上のヘコミの場合は、大きさ深さ、またプレスラインの形状、鉄板の硬さによ り仕上がり具合がかなり違ってきます。
浅いものや小さなものはほとんどの場合きれいに仕上げる事が可能です。
アウターハンドル周辺に補強が入っている車種があり、実際にツールを入れて確かめる必要があります。
リペが可能な部分でも、内側に防振目的のアスファルトシート等が貼り付けてあることがあり、リペアに支障がある場合は剥がす必要があります。


デントリペア施工の際のドア要注意部分

a. パネル縁部分は、表面外板が裏側に折り込まれて二重になっているためリペア不可。
窓下の縁部分は筒状の補強が入っている場合が多々あります。


b.フロント・ドア前部はツールアクセスが難しく状況によりリペアできない場合もあります。ツールが届くなら可能です。


c.ドア上部は、ほとんどの車種に内部の補強が入っているためツールが入らない場合が多く、最悪の場合ガラス及びレギュレター等を取り外す必要があります。


d.フロント、リアドアの内部にはインパクト・ビームなどの補強が入っていますが、ほとんどの場合リペアは可能です。極まれに補強と外板との隙間がないことがありリペアできない場合もあります。


リア・クオーターパネルの注意点

クオーターパネルのリペアの場合は、ツールをアクセスするのに「テールランプを外す」、「トランク内の内張りを外す」、「室内からシートを外して内張りを外す」等、比較的付帯作業を伴う場合が多くあります。
フェンダー内に穴を開ける場合もあります。(オーナー様の許可を得た場合に限る)その場合は防水のためシール材を塗ったグロメットで穴をふさぎます。


デントリペア施工の際のリア・クオーターパネルの注意点

a.パネルの縁部分
縁の角はリペア不可。他のパネル同様、縁から約5cm以内は硬くなっているため、仕上がりに影響がでます。


b.リア・フェンダー・アーチ
次項に詳しく説明。


c.プレスライン
ドアのプレスライン同様、深いもの、きついへこみはヒズミやアトが残る場合があります。


d.給油口周り
周辺1cm〜2cm程度が二重になっている場合があり、縁周りはリペアできないこともあります。


e.Cピラー
付け根の広い部分はトランク内または室内側からのリペアが可能ですが、ルーフに近い細くなっている部分は補強などの影響で難易度が高い場合もあります。外側から引っ張る方法で対応が可能です。


リア・フェンダーアーチの注意点

リア・フェンダーアーチの縁から約5cm以内はリペアが困難な場合が多く、ヘコミの位置と状態次第でデントリペア施工不可になる場合ご多々ございます。


デントリペア施工の際のリア・フェンダーアーチの注意点

a. フェンダーアーチ縁部分
この部分は、インナーの鉄板と外側の鉄板が合わさって二重になっています。裏側にはツールの入るスペースがないので、リペアは出来ません。


b.フェンダーアーチ・プレスラインより上部分
インナーとアウターの隙間がある程度ある場合はリペアは可能です。
この部分の構造は車種によって違いがかなりあり、どの位置までリペアが可能かの判断は実際にツールアクセスしてみないとわからない事が多々あります。


c.この付近はトランクからも距離があり、室内側からは補強などが邪魔してリペアが出来ない場合もあります。
その場合タイヤハウス内のインナーに10ミリほどの穴を開けてツールをアクセスする場合があります。
ただし、クルマに穴を開けるのことに抵抗があるお客様もいますので、必ず了解を得て穴を開けさせていただきます。


ルーフパネルの注意点

ルーフのデントリペアの際、ルーフライニング(天張り)を脱着作業は必須です。
ドアトリム脱着よりも施工時間を要し、作業的にも非常に気を使う部分です。
サンルーフ装着車の場合、補強やモーター等の内部機構の取り付けなどの関係で、リペアが出来ない箇所もございます。


デントリペア施工の際のルーフパネルの注意点

a.ルーフ・パネル縁部分
他のパネル同様、リペア不可。


b.パネル縁より、約10cm〜15cm以内
内部に補強があるため状況次第。


c.ルーフサイド
この部分は、クルマにとって大切な骨格部分でも有り、内部は補強で二重構造になっている事もあります。ほとんどの場合、外側から引っ張ってリペアします。


トランクパネルの注意点

トランクの後ろ側面(ナンバープレート取り付け面)は、リペアの件数が比較的多い箇所です。
内張りを外しての作業となりますが、内部は補強や配線、ロック機構などで思ったよりも複雑で、リペアに難航する場合もあります。


デントリペア施工の際のトランクの注意点

a. パネルの縁
他のパネルの同様、リペアは不可。


b.強い折り曲げ角の部分
車種により、デザイン上この部分の形状は違いますが、急角度で折り曲げてある場合が多く、とても硬く、仕上がりが悪くなる恐れもあります。状況によりリペアは可能です。


ボンネットの注意点

ボンネットのほとんどの面はリペアが可能ですが、裏側の補強の状態次第でリペアが出来ない箇所がでる場合もあります。
アルミボンネットの車種も最近増えてきましたが、強度を保つために総二重張りになっている構造もあり、リペアが難しい場合もあります。


デントリペア施工の際のボンネットの注意点

a.パネルの縁
他のパネル同様 リペアは不可。


b.ボンネット前部
内部に補強が広く入っている場合が多く、車種によってはリペアが出来ない場合もありますが、外側から引っ張る方法で対応が可能な場合もあります。


c.縁から約15cm以内
補強が広く入っている場合もあり、内側の状態を見極める必要があります。


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