デントリペア施工前に、へこみの状態を見極める。

ヘコミの状態の見極め

ヘコミの状態により、リペアの施工時間、仕上がり具合が非常に左右されます。
ヘコミを正面からだけで見るのではなくて、遠くの景色を透かすように角度を浅くして見ます。横方向だけではなく、斜め上から視線に対して水平方向からも見ます。
その場合、地面に引いてある白線などを写し込んで見るとはっきりと判ります。
ヘコミの見方・大きさの計り方をご参照下さいませ。


へこみの状態の判断基準

・丸いヘコミですか?
・縦長のへこみですか?
・横長のへこみですか?
     ↓
・浅いヘコミですか?
・深いヘコミですか?


・深い場合、中心に鋭い芯があるようなヘコミですか?
     ↓
・塗装にはスリキズや割れなどの損傷はありませんか?


へこみの状態による仕上がり具合

@ 丸いヘコミ、縦長のヘコミの場合、比較的きれいには直りやすい傾向にあります。
ただし、中心に鋭い衝撃点のあるような深いヘコミは、中心部分の伸びが激しいため押し出せない事もあります。
また、無理をすると塗装にクラックが生じる場合があり、わざと残す事もあります。


A 横長のヘコミの場合
物が横に移動しながら擦り付けるようにして出来たヘコミの場合がほとんどで、浅い場合でも難易度が高くなります。線状の痕が残る場合もあります。


B 曲線状のヘコミ
よくある件で、横に止めていた自転車などを倒してドアに出来てしまったヘコミがあります。
この場合、自転車の突起部分がボディーに擦り当たって曲線状にへこんでしまいます。
深さにもよりますが難易度が高くなり、やはり線の部分が消せずに残ってしまう場合もあります。


Cキズのあるヘコミ
スリキズなど表面的なキズ程度ならリペアは可能です。
カラー層が削れてアンダーコートが露出しているキズは、状態により判断の必要あり。
鉄板が露出している、またはクラックが入っている場合、リペアはおすすめできませんが、軽症の場合はリペア後にタッチペイントなどで対応する事も可能です。
表面的なキズに見えても、塗装が鉄板から剥離しているとも考えられるので、いずれにしても注意深く対処致します。


Dドアなどのプレスライン上のヘコミ
リペアは可能ですが、深い場合や大きなヘコミの場合難易度が高く、結果的につぶれたラインを再現できず残ってしまう事もあります。
鉄板の硬さやラインの形状、場所などの条件も重なり仕上がり具合が予測できない事も多いです。


※ポイント
1、ヘコミは正面からだけではなくて、上からと横から透かすように見る。
2、ヘコミの形は・・・丸いのか?縦長か?横長か?線状か?
3、ヘコミは深いか?浅いか?
4、プレスラインに掛かってないか?
4、塗装面にはキズなどの損傷はないか?


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